「自分の症状で精神科・心療内科を受診していいのか分からない」「まだ受診するほどではないかも」——こうした迷いから受診が遅れてしまう方は少なくありません。でも、精神科や心療内科は「重症でなければ行ってはいけない場所」ではありません。
こんな症状・状態が続くなら受診を検討してください
気分・感情の変化
- 2週間以上、気分が落ち込んでいる、または何もやる気が起きない
- 以前は楽しめたことが楽しめなくなった
- 理由のない不安・緊張が続いている
- 些細なことで強い怒りやイライラが起きる
- 気分の波が激しく、ハイな時期とうつの時期が繰り返す
身体の症状
- 眠れない、または眠りすぎる状態が続いている
- 食欲がない、または食べすぎてしまう
- 疲れやすく、体が重い感じがある
- 頭痛・動悸・息苦しさ・めまいが繰り返し起きる(内科で異常なしと言われた場合)
- 突然、激しい動悸・息苦しさ・死の恐怖に襲われる(パニック発作の可能性)
日常生活・社会生活への影響
- 仕事・学校に行くのが辛くなってきた
- 人と会うのが怖い、外に出られなくなってきた
- 集中力・記憶力が著しく落ちてきた
- お酒の量が増えた、やめられない
緊急性の高い状態
以下の状態がある場合は、早急に受診してください。
- 「消えてしまいたい」「死にたい」という気持ちが浮かぶ
- 自分を傷つけている
- 現実ではないものが見える・聞こえる(幻覚)
- 強い被害感(「監視されている」「攻撃される」など)がある
「まだ受診するほどではない」と思っても
上の基準に当てはまらなくても、「何かおかしい」「ずっとしんどい」と感じているなら、受診していただいて構いません。
精神科・心療内科は、重篤な病気の人だけが来る場所ではありません。軽いうちに相談することで、悪化を防ぐことができます。
受診のハードルが高いと感じる方へ
「精神科に行くと、薬を飲まされるのでは」「記録が残って就職に影響するのでは」など、様々な不安をお持ちの方もいらっしゃいます。こうした疑問については、初診時に遠慮なくご質問ください。無理に薬を処方することはありませんし、受診歴が会社や学校に伝わることも原則ありません(詳細は「受診したことは家族や会社に伝わるか」をご参照ください)。
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