高校生でも一人で精神科に行ける?未成年の受診ガイド

クリニック案内

「親に知られずに一人で受診したい」「親が連れて行ってくれない」——10代の患者さんやその周囲の方からよくいただくご質問です。未成年者の単独受診については、法律上の明確なルールはなく、クリニックによって対応が異なります。よつば加納クリニックでの対応を中心にご説明します。

未成年者の単独受診は可能か

結論として、当院では未成年者の方の単独受診を受け付けています。ただし、状況によっては保護者への連絡や同席をお願いする場合があります。

保護者同伴が必要になる場合

以下のような場合には、保護者の方への連絡や同席をお願いすることがあります。

  • 薬物療法(お薬の処方)を開始する場合:未成年の薬物療法は、保護者の理解と協力が安全上とても重要です
  • 入院治療が必要と判断される場合:未成年の任意入院には、法律上の明確な規定はありませんが、実務上は多くの施設で保護者の同意を求めています
  • 緊急性が高い場合(自傷・希死念慮がある場合など)
  • 継続的な治療が必要で、家庭環境の把握が不可欠な場合

受診の際のお願い

当院では、18歳未満の患者さんは原則として保護者の方の付き添いをお願いしています。ご事情がある場合は、お電話でご相談ください。

保護者の方へ

お子さんが「精神科に行きたい」と打ち明けてくれたなら、まずはその勇気を認めてあげてください。「大げさ」「甘え」と感じても、受診を否定せずに一緒に来てもらえると助かります。

もしお子さんが一人で行きたいという場合は、無理に同席を求めず、まずは本人の意思を尊重していただけると、治療がスムーズに進みやすくなります。

学校・友人への情報共有について

受診の事実は、本人の同意なく学校や友人に伝えることはありません。学校への診断書作成・提出については、本人・保護者と十分に相談した上で行います。

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参考文献

  • 日本児童青年精神医学会「児童・青年期精神科医療のガイドライン」(2023年)
  • 厚生労働省「子どもの心の健康」(2024年)

この記事の著者

長友 恭平(ながとも きょうへい)

精神保健指定医 / よつば加納クリニック 院長(宮崎県)
宮崎大学医学部卒業|専門:心療内科・精神科

よつば加納クリニック

心療内科・精神科|宮崎県

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免責事項:本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の個人に対する診断・治療を目的とするものではありません。体調に不安がある方は必ず医療機関を受診してください。
著者:長友 恭平(精神保健指定医 / よつば加納クリニック 院長)|最終更新:2026年4月
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